人生を変える「決断のフレーム」――アンソニー・ロビンズのRPMの3ステップとは? 第2ステップ【Purpose(目的)】――「なぜそれを生きる必要があるのか?」

第2ステップ:Purpose(目的)――「なぜそれを生きる必要があるのか?」
アンソニー・ロビンズが「行動の原動力」として最も強調するのが、この「Purpose(目的)」です。
多くの人が、やるべきことを分かっていても行動に移せないのは、
「なぜそれをやる必要があるのか?」という感情的な理由が希薄だからです。
そして、こう断言します:
「Reasons come first. Answers come second.」
(理由が先にあり、答えはそのあとについてくる)
「Purpose」は、目標を「義務」から「情熱」へ変える
目標を立てることは誰にでもできます。
けれど、それを実現する人と挫折する人の違いは何か?
その差を生むのが「Purpose(目的)」――「それをやるべき理由」の強さです。
目的が曖昧だと、行動はただの作業になります。
でも、目的が心の深層と繋がっていれば、どんな困難も「情熱」に変わります。
✔︎ 目的が浅いと → モチベーションは一時的
✔︎ 目的が深いと → 行動は「義務」ではなく「使命」になる
表面的な目的では、人は動かない
たとえば、
「お金がほしい」
「もっと自由な時間が欲しい」
「認められたい」
これらは一見わかりやすい目的ですが、それだけでは人は長く努力を続けられません。
それは外側の表面的な目的であり、消費されやすいエネルギーだからです。
アンソニー・ロビンズは、人生を動かす力を次のように分類します。
1. 「痛みを避けたい」という動機(Pain)
2. 「快楽を得たい」という動機(Pleasure)
3. 「自分を超えた目的に生きたい」という動機(Meaning)
多くの人が最初の2つで動き始めますが、本当に人生を変える人は、3つ目の「Meaning(意味)」の領域に生きているのです。
「なぜそれをやるのか?」が、「本当の自分」とつながる鍵
Purpose(目的)は、単なる理由ではありません。
それはあなたの魂が生まれてきた意味とつながる「根源的な呼びかけ」です。
問いかけてみてください。
✔︎ なぜ私は、この人生でこれを成し遂げたいのか?
✔︎ 誰のために、何のために、そのビジョンを生きたいのか?
✔︎ それが叶ったとき、私はどんな「存在」になっているのか?
✔︎ このビジョンは、自分だけの幸せを超えて、何をもたらすのか?
すると、その答えの中に、あなたが何者であるかという「存在の本質」が浮かび上がってきます。
本当の目的は、「貢献」に向かう
アンソニー・ロビンズは、多くの成功者を見てきたうえでこう述べています。
「Success without fulfillment is the ultimate failure.」
(満たされない成功は、究極の失敗である)
つまり、お金や地位、達成の先にあるもの――
それは必ず「誰かの役に立ちたい」「愛を与えたい」「世界に意味を残したい」という「何かに貢献したい」という衝動へ向かっていくのです。
Purposeとは、あなたの人生が自分という枠を超えて、世界とつながるポイントです。
人は、意味のある人生のために生きる
心理学者ヴィクトール・フランクルも同じように言っています。
「人間は、快楽の追求ではなく、人生の意味を求めて生きている。」
私たちは、ただ快適に生きたいのではなく、
「自分の人生には意味があった」と感じたいのです。
Purposeを明確にするとは、
その「意味」を自分で与えるということ。
他人に決められるものではなく、自らが「これが私の道だ」と選ぶ意志の力なのです。
Purposeを明確にするためのワーク
✔︎ そのビジョンを生きることは、自分にとってどんな価値を持つか?
✔︎ もしこの人生でその目的を果たせなかったら、どんな後悔が残るか?
✔︎ その目的が果たされたとき、どんな人の人生が変わるか?
✔︎ それは、子どもたちや未来の世代に何を残すか?
✔︎ この目的が果たされることで、自分自身はどう癒され、満たされるのか?
Purpose(目的)とは、人生のガソリンです。
どんなに素晴らしい車(ビジョン)を持っていても、
どんなに明確な目的地(Result)を描いていても、
燃料=感情的理由がなければ、エンジンは動きません。
そして、その燃料は「意味」からしか生まれません。
Purposeとは、
「この人生で、なぜ自分はそれを成し遂げなければならないのか」
という問いに、血を通わせること。
あなたの人生の物語に、深い理由と炎が灯ったとき、
あなたはもう、迷わずに進み始めることができるでしょう。


