「引き寄せ」がうまくいかない理由
無意識は邪魔をしているのか?

私たちは「変わりたい」と願いながら、なぜ、なかなか変われないのでしょうか。「理想の自分」を思い描き、アファーメーションやビジョンボードを活用しても、現実がまるで動かないように感じる。
その背景には、無意識(潜在意識)が「これまでの自分」を守ろうとする強力な働きが存在しています。
※無意識と潜在意識は厳密に言えば、無意識の一部として潜在意識があると言われていますが、このコラムではとりあえず同一のものとしてお話しいたします。
■ 無意識は“現状維持”が大好き
脳の約95%を占めると言われる無意識は、「快・不快」ではなく「慣れ・未知」で物事を判断します。
どれほど苦しくても、どれほど理想と違っていても、「慣れている状態=安全」と判断するのです。
これは生存本能に由来しています。
人類の進化の過程で、未知はリスクでした。
新しい習慣や、新しい考え方、新しい行動は、命を脅かすものだったのです。
その名残が、今も私たちの深層意識にしっかりと刻み込まれています。
■ 「理想の自分」は無意識にとって「異物」
あなたが理想の姿を描くとき、
それは「今の自分」から見れば明るく魅力的な未来かもしれません。
しかし、無意識にとっては「未知で危険な存在」に映るのです。
たとえば「豊かで自由に生きている自分」を思い描いても、
無意識は「そんな自分になったら、人間関係が変わるかもしれない」「責任が増えて危ない」と感じてブレーキをかけます。
これは「ブロック」という形で現れ、現実創造を妨げるのです。
■ 「理想」と「無意識」の波動のズレ
量子力学的に見れば、現実とは「今、あなたが最も強く共鳴している波動」です。
理想の自分は確かに「存在している」パラレルな可能性のひとつですが、
そこに共鳴するには、波動の一致が必要です。
しかし、無意識は今までの習慣・思考・信念・感情の記録の塊。
それらが日々あなたの「波動の主旋律」を決定しています。
どれほど「豊かになりたい」とクチで言っていても、
無意識が「お金は怖い」「自由は危ない」と信じていれば、
波動は理想からズレ、「理想の自分」とは共鳴できないのです。
■ 変化の第一歩は「敵ではなく味方にする」こと
理想の自分になるためには、無意識を「説得する」のではなく「理解し、協力者に変える」必要があります。
無意識は「今のままの方が安全だよ」と心配してくれている存在です。
この心配を無理やりねじ伏せても、必ず反発が起こります。
大切なのは、無意識に「大丈夫、ちゃんと安全なんだよ」「あなたの価値観も大切にするよ」と安心させることです。
■ 共鳴を起こすには「丁寧な再プログラミング」を
無意識に変化を促すには、
1日で一気に変えようとせず、毎日の小さな習慣・小さな選択の中で「理想の波動」を染み込ませていくこと。
安心・安全の中で「新しい現実も安全で心地よい」と教えてあげるのです。
これが「波動をチューニングする」という行為の本質です。
■ 「引き寄せ」が起きないのは意志が弱いからではない
理想の自分に共鳴できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
それは、無意識が一生懸命に「今のあなたを守ろうとしている」から。
その無意識の声に耳を傾け、理解し、味方に変えたとき、
あなたの現実は大きく動き出します。
あなたは、もう変わっていい。
無意識さえも味方につけて、新しいあなたを迎え入れていきましょう。
次回のコラムは、「無意識(潜在意識)を味方につけて、引き寄せを起こす方法」について書きますので、ぜひご覧ください!


