情報フィールドとシンクロニシティの物理学~最新の量子力学と宇宙論が示す「偶然の必然」~

「偶然の一致」は本当に偶然なのか?

ある日、あなたが「〇〇さん、最近どうしているかな?」と思った直後に、その人から突然メッセージが届く。

本屋で何気なく手に取った本が、まるで今の自分に向けて書かれたかのような内容だった。

夢に出てきた出来事が、数日後に現実で起こった。

こうした「意味のある偶然の一致(シンクロニシティ)」は、確率的な偶然に過ぎないのでしょうか?

それとも、私たちの知らない物理的な法則によって説明できるのでしょうか?

最新の物理学、特に量子力学、ホログラフィック宇宙論、量子場理論(QFT)、非局所性(ノンローカリティ) などの研究が進むにつれ、

「宇宙は情報のフィールドであり、すべての出来事はつながっている」

という仮説が強まりつつあります。

そして、これは決してオカルトや摩訶不思議な話ではなく、2022年に量子もつれ(Quantum Entanglement) の研究で

アラン・アスペ(Alain Aspect)、ジョン・F・クラウザー(John F. Clauser)、アントン・ツァイリンガー(Anton Zeilinger) がノーベル物理学賞 を受賞したことで、

「宇宙のあらゆるものが量子的なつながりを持つ」という仮説が現実のものとなりつつあります。

今回のコラムでは、最先端の物理学の視点から、情報フィールドとシンクロニシティの科学的メカニズム について書いてみます。

情報フィールドとは?〜物理学者たちの仮説

① ホログラフィック宇宙論:「この世界は情報の投影である」

ブラックホールと「情報の保存」

物理学者レオナルド・サスキンド(Leonard Susskind)とジェラルド・トフーフト(Gerard ’t Hooft)は、ブラックホールの研究から「ホログラフィック原理(Holographic Principle)」を提唱しました。

ブラックホールに物質が吸い込まれると、普通ならその情報は消えてしまうはずです。

しかし、物理学者たちは、「ブラックホールの表面(事象の地平面)に、吸い込まれたすべての情報が二次元的に保存されている」という理論を導きました。

この考えを宇宙全体に適用すると、私たちが生きている三次元の世界は、より高次元の情報の投影(ホログラム)にすぎない という可能性が浮かび上がります。

宇宙は情報でできている」という最新の物理学的仮説

「宇宙のあらゆる現象が、「物質」ではなく「情報」で成り立っている」 とする仮説は、近年の物理学において重要なテーマになっています。

物理学者ジョン・ホイーラー(John Archibald Wheeler)は「It from Bit(存在は情報から生まれる)」という概念を提唱しました。

これは、宇宙のすべての現象は、究極的には情報(ビット)の組み合わせによって説明できる という考え方です。

この仮説が正しければ、私たちの経験する出来事、意識、未来の可能性も、すでに「情報フィールド」の中に存在している ということになります。

② 量子場理論(QFT):すべての情報は「場」の中にある

◇ 場の理論とは?

量子場理論(Quantum Field Theory, QFT)は、量子力学と相対性理論を統合した最も基本的な理論の一つです。

この理論では、宇宙には「場(フィールド)」が存在し、その振動や変化が物質やエネルギーを生み出すと考えられています。

たとえば、電子は「電子場」の中で発生し、光子は「電磁場」の中で発生します。

つまり、すべての物理的現象は、場の情報の動きに過ぎない のです。

◇脳は情報フィールドとアクセスする「受信機」なのか?

ここで重要なのは、意識は脳で発生するのではなく、脳は単に情報フィールドとアクセスする機能を持っている可能性があるということです。

物理学者ロジャー・ペンローズ(Roger Penrose)と麻酔科医スチュワート・ハメロフ(Stuart Hameroff)が提唱する「オーケストレートされた客観的収縮(Orchestrated Objective Reduction, OR Theory)」 によると、

脳内の微小管(マイクロチューブル)内で量子的なプロセスが起こり、それが情報フィールドとの交信を可能にしているのではないか?という仮説が提唱されています。

もしこの仮説が正しければ、

✔️ 私たちの意識は脳内で完結するものではなく、外部の情報フィールドと交信している可能性がある

✔️ 直感やインスピレーションは、情報フィールドからの「ダウンロード」かもしれない

✔️ 未来の出来事もすでに情報として存在し、シンクロニシティを通じてアクセスできる

という可能性が浮かび上がります。

③ 量子もつれと非局所性:「すべては瞬時につながっている」

量子もつれ(Quantum Entanglement)とは、一度「もつれた」二つの粒子が、たとえ宇宙の端と端に離れても瞬時に影響を与え合う現象です。

これは、2022年のノーベル物理学賞を受賞した研究により、確実に存在することが証明されました。

この理論を意識に適用すると、

✔️「ふと誰かを思い浮かべた直後に、その人から連絡が来る」のは、量子的な情報共有が起こっているから?

✔️ 未来の出来事は情報としてすでに存在し、私たちは「場の共鳴」を通じてそれをキャッチしている?

という可能性が考えられます。

偶然など存在しない?!

ここまで、簡単ですが、最新の物理学から「偶然はあるのか、ないのか?」をみてきました。

仮設の段階だからといって、間違いとは誰も断言できないのです。

そもそも科学とは、まだ証明されていないことを探究するという精神のもとに成り立っているものです。

最新の物理学の視点からも、シンクロニシティは単なる「偶然」ではなく、

✔️ 宇宙は情報フィールドでできている(ホログラフィック宇宙論)

✔️ 量子レベルではすべてが瞬時につながっている(量子もつれ)

✔️ 意識は情報フィールドと交信している可能性がある(量子場理論、ペンローズ=ハメロフ理論)

天才物理学者たちが行き着く先は、一般に私たちが語る「スピリチュアル」な分野なのかもしれません。

「偶然」など存在しないのかもしれません。

あなたの未来は、すでに「ここ」にあるのです!

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